健康用語WEB事典

短鎖塩素化パラフィン(short chain chlorinated paraffins : SCCPs)

短鎖の塩素化パラフィン?残留性有機汚染物質のひとつ。金属加工油剤やプラスチック類の可塑剤として使用される。国内では生物濃縮性が高いことから化学物質審査規制法で2005年2月に第一種監視化学物質?として指定された。*1

一部の食品用の油脂に含まれることが報告されている。

中国の市場に出回っている油脂類を調査したところ、1グラム中最大7.5マイクログラム、1日摂取量として最大245マイクログラムの汚染が見つかりました。製品ごとに含有量に大きなばらつきはあったものの、油脂による短鎖塩素化パラフィンの摂取が大きな割合を占めていることが明らかとなりました。また中国から日本に輸入された食用でも同程度の短鎖塩素化パラフィンが検出されました。*2

*1横浜国立大学 大学院環境情報研究院/安心・安全の科学研究教育センター ライフサイクルリスク評価テクニカルガイダンス: http://www.anshin.ynu.ac.jp/renkei/pdf/lca_guide.pdf
*2新たな残留性有機汚染物質「短鎖塩素化パラフィン」が中国の食品中で急増してきていることを発見-越境汚染の可能性を示唆- — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110711_1.htm

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このページの最終更新日時: 2018-11-25 (日) 08:17:27