健康用語WEB事典

神経原線維変化(neurofibrillary tangle : NFT)

神経細胞内において、過剰にリン酸化されたタウタンパク質が凝集したもの。*1*2

アルツハイマー病における神経細胞脱落の主な原因とされる。老人斑ができた後に現れる。*3

アルツハイマー病は、に、アミロイドβの巨大な線維状凝集体(「アミロイド線維」)からなる老人斑と呼ばれるシミができます。老人斑ができると、神経細胞内に「神経原線維変化」と呼ばれる「タウ蛋白質」の凝集体ができるとともに、神経細胞の機能維持や内の清掃をつかさどるグリア細胞が活性化され、炎症反応が起こって、やがて神経細胞が死に始めます。*4

*1アルツハイマー病について|分野紹介|アルツハイマー病のリスク遺伝子探索|新潟大学脳研究所 附属生命科学リソース研究センター バイオリソース研究部門 遺伝子機能解析学分野・生命情報工学分野: http://www.bri.niigata-u.ac.jp/~idenshi/research/ad_3.html
*2アルツハイマー病について|分野紹介|アルツハイマー病のリスク遺伝子探索|新潟大学脳研究所 附属生命科学リソース研究センター バイオリソース研究部門 遺伝子機能解析学分野・生命情報工学分野: http://www.bri.niigata-u.ac.jp/~idenshi/research/ad_3.html
*3ネコではアルツハイマー病と同じメカニズムで神経細胞が脱落する: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2015/20151210-1.html
*4アルツハイマー病の老人斑説を否定!マウス実験で確認 — 大阪市立大学: https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2010/641

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このページの最終更新日時: 2019-04-23 (火) 06:58:48