健康用語WEB事典

神経新生(neurogenesis)

神経幹細胞から前駆細胞から新たな神経細胞が生み出される現象。ニューロジェネシスとも呼ばれる。

胎児において活発な現象であるが、の一部では生後も行われている。ヒトにおいては海馬脳室下帯で成熟後の神経新生が確認されており、記憶の形成に重要であるとされる。*1

記憶を司る海馬歯状回顆粒細胞下層:SGZ?)や、側脳室周囲?前方上衣下層?SVZ?)で起こっていることがげっ類などの研究ですでに明らかになっています。ヒトにおいては1998年にF・ゲイジらのグループが、成人海馬においてニューロジェネシスが起こっていることを示し、ヒトにおける神経再生医療の可能性の光が一気に加速しました。*2

タグ: 細胞 神経 幹細胞 記憶

*1アルツハイマー病の発症にDNA修復酵素であるMUTYHが関与 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY): https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/706
*2栄養のバランスが新しいニューロンを作り、体重や新陳代謝をコントロールする - 世界の幹細胞(関連)論文紹介 - 慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点: http://www.med.keio.ac.jp/gcoe-stemcell/treatise/2012/20120511_01.html

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このページの最終更新日時: 2021-12-29 (水) 10:27:43