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神経細胞を傷害する毒性を持つ物質のこと。
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クロストリジウム属である破傷風菌が産生する神経毒となるタンパク質。破傷風毒素とも。破傷風における強直性痙攣の原因となる。末梢組織の神経と筋から軸索を登って中枢神経系に達し、脊髄における抑制性ニューロンからの神経伝達物質の遊離および神経終末からの神経伝達物質の放出を阻害する。
現在は生産、輸入が禁止されている殺虫剤の成分。ナトリウムチャネルの阻害による神経毒として殺虫作用を示す。哺乳類に対してエストロゲン様作用を示す。
分岐鎖アミノ酸の代謝によって生成される有機化合物。高濃度に存在すると神経毒であるため、哺乳動物は分枝鎖α-ケト酸を迅速に分解するための代謝系を持つ。これを司るのは分枝鎖α-ケト酸デヒドロゲナーゼ複合体であり、これによって補酵素Aに代謝される。
アレキサンドリウム属などのプランクトンが産生する神経毒。食物連鎖によってマガキやアサリなどの二枚貝に蓄積され、それを食したヒトに食中毒を引き起こす。
パーキンソン病に対する治療薬。モノアミンオキシダーゼB(MAO-B)を選択的かつ非可逆的に阻害する。L-デプレニルとも。商品名はエフピー。パーキンソン病モデル動物でドーパミン神経の神経毒である1-ベンジル-TIQを減少させ、同時に抗パーキンソン病作用のある1-メチル-TIQを増加させて症状を改善する。また、神経栄養因子(NGF、BDNF、GDNF)のグリア細胞での産生を促進してアポトーシスを阻止することも報告されている。
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