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シナプス後膜に存在する、神経伝達物質を受け取る部分のこと。放出された神経伝達物質はシナプス間隙を経て次の神経細胞の細胞膜(シナプス後膜のシナプスブートンと呼ばれる)にある受容体に作用し、シナプス後細胞の膜電位を変えることで興奮または抑制が起こります。神経筋接合部における運動神経軸索末端では、シナプス小胞が充填されたコブ状のブートンが存在する。
代表的な脊髄性筋萎縮症(Ⅰ型)。座った姿勢を維持することができない重症なもので、人工呼吸を行わなければ2歳までに死亡することが多い。SMN1がコードするSMNタンパク質の発現不全が原因として知られている。運動神経の細胞死よりも先に神経筋接合部の形成障害が起こる。
神経筋接合部における、活動電位に誘起されるシナプス伝達に必須とされるタンパク質。
痙性斜頚の治療に用いられるボツリヌス毒素。商品名はナーブロック。末梢組織の神経筋接合部における神経終末内で、アセチルコリンの放出に関与するシナプトブレビンを切断することにより神経筋伝達を阻害し、筋弛緩作用を示すとされる。
痙攣(ジストニア)に対する治療薬。商品名はボトックス。末梢の神経筋接合部における神経終末内でのアセチルコリンの放出を抑制し、筋弛緩作用を示す。筋弛緩作用は数ヵ月持続する。また、コリン作動性神経により調節されているエクリン腺からの発汗を抑制する。
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