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神経細胞とそれを支持するグリア細胞などから構成される組織。
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末梢神経組織に炎症細胞が侵入し、末梢神経障害が引き起こされる神経の炎症。タグ:
脳内に存在する神経細胞以外の細胞群。支持細胞や神経膠細胞とも呼ばれる。脳の細胞の約90%を占めるとされる。哺乳類の脳には神経細胞の数倍〜数十倍のグリア細胞が存在する。GDNFやBDNFなど複数の神経栄養因子を貯蔵している。報酬刺激(快感情)によって細胞外グルタミン酸濃度を減少させ、嫌悪刺激(不快感情)に対しては逆にそれを増加させることで報酬系を維持する。この調節が破綻するとうつ病の原因となることが示唆されている。グリア細胞は情報処理に影響を与えることが知られており、また、カリ…
消化管の神経と平滑筋の間に存在する細胞。スペインの神経組織学者カハール(Santiago Ramon y Cajal)によって発見された。カハール間質細胞とも。c-Kit(受容体型チロシンキナーゼ)を発現し、心臓のペースメーカー細胞と同じように消化管の運動のリズムを決定する働きを持つことが確認されている。また神経と平滑筋の神経伝達の調節機能を持つ。ムスカリン受容体が発現する。タグ:
がんの患者に合併する神経障害。悪性腫瘍自体の転移やその治療に伴う副作用、全身状態の増悪に伴う感染、栄養・代謝障害などを除く、中枢神経および末梢神経系の障害。症候から複数の臨床病型に分類され、患者の血清および髄液に、それぞれの病型に関連する特徴的な自己抗体が検出される。腫瘍や神経組織を抗原として認識する一種の自己免疫疾患と考えられている。傍腫瘍神経症候群に伴う腫瘍としては、成人では小細胞肺がん、小児では神経芽細胞腫が最多。タグ:
ホスホリパーゼCのサブタイプのひとつ。様々な組織に発現するが、心臓で最も多く発現し、その発生や機能の調節において重要。RA2ドメインを有し、これがGTP結合型のRapやRasと結合することで活性化する。表皮角化細胞においてNF-κBシグナルを活性化するため炎症誘導作用の一因であることが示唆されている。また、神経組織の炎症にも関与することが報告されている。
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