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人体に必須のミネラル。食品中にはセレノシステインなどのようにアミノ酸と結合した形で含まれる。体内には約13mgあり、ほとんどがタンパク質と結合して存在する。その形態によって吸収率が変化する(セレノメチオニンは80〜90%、セレノシステインは50〜70%)。セレンを含むタンパク質は25種類が知られている。グルタチオンペルオキシダーゼに必須な補助因子。またヨードチロニン脱ヨウ素酵素の成分として甲状腺ホルモンの活性化に関わる。国内では土壌のセレン濃度が高いため、植物に十分な量が含ま…
ニバレノールのデオキシ体。穀類に見られるトリコテセン。ボミトキシンとも。人畜に毒性および小麦に対する病原性を示す。デオキシニバレノールおよびその関連物質は悪心や嘔吐、胃腸障害、めまい、下痢、頭痛、白血球数の急激な減少などの急性中毒症状を引き起こすことが知られている。-3-アセチルデオキシニバレノール(3AcDON)-15-アセチルデオキシニバレノール(15AcDON)
フザリウム属などの糸状菌が生産するマイコトキシン(カビ毒)。エポキシ環を有するセスキテルペノイド。トリコテセン系マイコトキシンは200種ほどが確認されている。穀類を汚染する代表的なマイコトキシンであり、汚染された穀物をヒトや家畜が摂取すると下痢や嘔吐、食中毒性無白血球症などの中毒症状を引き起こす。毒キノコであるカエンタケの有毒成分のひとつ。
人体に必要なミネラルのひとつである元素。成人の体内には約9mgのモリブデンが含まれ、肝臓や腎臓、副腎、血液などに比較的多く存在する。摂取されたモリブデンの90%は胃と小腸から吸収され、タンパク質と結合して血液中を運ばれ、体内の各組織に移動する。体内の酵素の働きを助ける。ニトロゲナーゼや硝酸レダクターゼに含まれており、酸化還元反応の電子伝達に関わるとされる。モリブデンは、酸化還元酵素の補助因子として働く。長期間にわたり完全静脈栄養を施行した場合に欠乏症がみられ、頻脈、多呼吸、夜…
食用となるマメ科の植物。ラフィノースやスタキオースなどの少糖類も含む。穀類と比べるとタンパク質や脂質も多い。マメ科はキク科、ラン科に次いで3番目に大きな科で、600属13000種が確認されている。-デンプンを多く含む--小豆(あずき)--インゲン豆--エンドウ豆-タンパク質を多く含む--大豆--落花生-脂肪を多く含む--落花生
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