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管腔臓器に完全な穴が空くこと。主に消化管穿孔。
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若年〜中高年において角膜周辺部の潰瘍を来す疾患。明らかな眼表面の炎症を呈するとともに、急速に進行して角膜穿孔を来す場合がある。モーレン潰瘍とも称される。視力予後は著しく不良であるが、発症頻度が稀なために診断および治療法が確立されていない。タグ:
免疫チェックポイントを阻害することで起こる副作用。主に過剰な自己免疫による症状。自己免疫疾患関連副作用とも。免疫関連有害事象は抗PD-1抗体では70〜80%、抗CTLA-4抗体では約90%と高い割合で発症し、重篤なものも抗CTLA-4抗体の25%に出現するとされる。発見が遅れた場合は重篤になり、最悪の場合は死亡する恐れがある。いずれの薬剤においても自己免疫性と考えられる甲状腺,下垂体,副腎の内分泌機能異常や腸炎,肝炎などが認められる.最も注意が必要なものは抗PD-1抗体におけ…
クロストリジウム属の細菌。毒素であるトキシンAおよびトキシンBを産生する。抗菌薬(抗生物質)によって腸内細菌叢が乱れた結果として腸内で増殖して下痢などの症状が現れる。場合によっては無症状であることも重症化することもある。抗菌薬関連下痢症の20~30%、偽膜性大腸炎の90%がクロストリジウム・ディフィシルによって引き起こされているとされる。引き起こされる消化管感染症の症状で最も多いのは下痢であるが、重症になるとイレウス、中毒性巨大結腸症、消化管穿孔などが認められることもある。芽…
鞭虫の土壌媒介性消化管寄生。小腸上部で孵化し、主に盲腸に寄生する。粘膜下に体前部を刺して体液を吸う。慢性的な下痢や貧血、イレウス、穿孔などの症状が現れる場合がある。
摂取した食品が消化・排泄されるまでに通る器官の総称。腸管とも呼ばれる。口腔、咽頭、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸、肛門までを指す。全長は約6m。コリン作動性神経から遊離されるアセチルコリンによって収縮する。消化管を支配する交感神経は主に腹腔神経節や腰神経節を経由して到達した節後神経線維。食道から横行結腸までは延髄迷走神経背側核に由来する副交感神経、下行結腸から直腸までは仙髄中間質外側核に由来する副交感神経に支配されている。
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