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肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。ウロン酸(β-D-グルクロン酸あるいはα-L-イズロン酸)とD-グルコサミンが重合した多糖類に硫酸が付加した構造を持つ。血中のプロテアーゼインヒビターのアンチトロンビン(AT)に結合して立体構造を変えて活性化し、ATによるプロテアーゼ凝固因子の阻害速度を高めて抗血液凝固作用を発現する。ヘパリンは生体内では結合組…
毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
LDLの細胞内への取り込みに関わる受容体。細胞表層タンパク質のひとつ。LDL受容体の立体構造形成に問題が生じると、高コレステロール血症や脳梗塞、心筋梗塞などの疾患の原因となる。ジスルフィド結合は、7個のRドメインと3個のEGFドメインの各々に3本ずつ存在する。LDLRは、血中に含まれるLDLコレステロールを、エンドサイトーシスを通じて細胞内に取り込む受容体タンパク質です。エンドサイトーシスの後LDLと解離したLDLRは、再び細胞表面へ運ばれて再利用されます。タグ:
アロステリック因子が結合するアロステリック部位を持ち、アロステリック制御を受ける酵素のこと。アロステリック酵素は複数の基質結合部位(活性中心)を持ち、第一の活性中心への基質の結合によって、第二の活性中心における活性を立体構造の変化を通して調節する酵素と言える。活性中心の一つに基質が結合すると、もう一方の活性中心に対する吸着性が著しく低下することが知られている。タグ:
魚類の筋肉を構成するタンパク質。魚介類の代表的なアレルゲンとなる。水に溶けやすい性質やカルシウムと結合する性質を持つ。哺乳類には脳の線条体に存在する介在ニューロンに含まれる。パルブアルブミンを含有する抑制性ニューロンは、大脳視覚野では抑制性ニューロンの約半数を占める。非常に早い頻度でγ-アミノ酪酸を放出する特性を持ち、強い抑制能を持つことが知られる。この神経細胞において、OTX2がアグリカンの量を増加させる作用を持つことが示唆されている。魚介の主要なアレルゲンとしてパルブアル…
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