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脳室のひとつ。間脳の間に存在する。
胎児期において、間脳胞?(前脳胞の大部分)の内腔と終脳室無対部?によって構成される。*1
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グリア細胞のひとつ。エペンディモサイトとも呼ばれる。脳や脊髄の中にある空間(脳室)の壁(上衣層)を裏打ちする一層の細胞。脳脊髄液と脳との間の障壁を形成し、物質のやり取りを制御している。また、脳室上衣細胞にある繊毛は、波打ち運動によって脳脊髄液の流れを作り出す。視床下部の第三脳室周囲に存在する特殊な上衣細胞はタニサイト(伸長上衣細胞)と呼ばれる。タグ:
脳の視床下部前方の背側部において、第三脳室の壁の近くに存在する部位。室傍核の破壊によって視床下部腹内側核と同様に過食と肥満を生じる。脳下垂体後葉にオキシトシンを分泌する。また、バソプレシンや副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌する神経細胞も存在する。室傍核には4型メラノコルチン受容体が最も多く発現する。脊髄や延髄の自律神経の節前神経細胞への直接的な神経投射も確認されている。
間脳の部位の一つ。脊椎動物の脳の中で最初に分化した原始的な部分。視床の下(前下方)にあるため視床下部と呼ばれる。ヒトの視床下部は約4g。第三脳室の下側壁。視床下部のさらに下に脳下垂体が存在する。-視索前野-視交叉上核-視床下部背内側核以下の働きを持つ。-体温調節-摂食の制御(満腹中枢)-体温調節-水分調節-脳下垂体機能の調節-日内周期の調節-性行動の中枢空腹を感知すると飢餓信号が発され、体内の代謝が制御される。近年、摂食行動は視床下部を中心とする脳各領域に発現・分布する多数の…
脳幹の一部。中脳胞から形成される。脳幹の最も上に位置し、その上に第三脳室、下に橋、両側に間脳が存在する。視覚反射、聴覚反射、意識の中枢。動眼神経(第Ⅲ脳神経)、三叉神経(第Ⅴ脳神経)、滑車神経(第Ⅳ脳神経)が伸びる。
脳の発生過程において神経管から発生する一次脳胞のひとつ。前脳とも呼ばれる。最終的には大脳皮質、大脳基底核、視床、視床下部などを含む大脳と間脳になる。神経管の頭側端部を構成する前脳胞は、菱脳胞や中脳胞よりも遅れて発育する。前神経孔が閉じた時点では、前脳胞はほとんど後の間脳胞の部分のみからなり、その左右の壁の腹側部から、眼球の原基である大きな眼胞が左右に向って突出する。
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