筋 †
関連する用語
線維化組織の治癒のために結合組織(コラーゲンなど)が増殖すること。損傷から治癒する過程の組織である瘢痕組織形成と関連する。繰り返される炎症などによって臓器で過剰な線維化が起こると、正常な組織を破壊して臓器の機能不全(線維症)が引き起こされる。軟骨の場合、Ⅰ型コラーゲンを主体とする細胞外基質が作られ、組織本来の構造や機能が損なわれるとされる。脳を除く臓器に生じ、線維化を起こした臓器は最終的に機能不全に陥る。一度生じた線維化は不可逆的。臓器の線維化は、筋線維芽細胞によって生成されたコラ…
TRPC6TRPチャネルのひとつ。亜鉛イオン流⼊作⽤を持つ細胞膜タンパク質で、その活性化が亜鉛イオン依存的に心室筋のアドレナリンβ受容体の脱感作を抑制することで⾎圧低下に対する⼼筋の代償的な収縮を増強させることが報告されている。TRPC6の活性化は⼼筋の陽性変⼒作⽤を維持させることで、心不全の急性増悪を抑制する可能性が⽰されている。血管平滑筋に発現するTRPC6チャネルの活性を阻害することで、血管内皮機能に関係なく末梢循環障害を回復できることが報告されている。タグ:
筋紡錘骨格筋(錘外筋)内にその筋線維と並行する形で存在し、長さの変化を感知する受容体。全長6〜8mmで結合組織による皮膜で包まれている。筋肉がどれだけ長くなったかを感知し、伸張反射として同じ筋肉の運動ニューロンに興奮性の入力を送る。また、拮抗筋の運動ニューロンに相反抑制で抑制性の入力を送る。筋紡錘の中には10~12本の錘内筋が存在する。錘内筋線維の両端は結合組織を介して錘外筋線維と連絡している。筋紡錘の感度はγ運動ニューロンにより遠心性の調節を受ける。タグ:
インスリン膵臓のランゲルハンス島に存在するβ細胞から分泌されるペプチドホルモン。ショウジョウバエから哺乳類まで進化的に保存されている。インシュリンとも。血糖値を下げる唯一のホルモン。糖尿病は、インスリンを分泌するβ細胞の不全または体にインスリン自体が効きにくくなるインスリン抵抗性によって起こる。肝臓や筋肉(主に骨格筋)に作用し、血液中のグルコースを取り込んでグリコーゲンを合成する。取り込んだグルコースを直接エネルギー代謝に利用する(糖代謝)ほか、脂肪細胞に働いて取り込んだグルコースを材…
セレノプロテインNセレンの還元作用を用いて酸化ストレスから細胞を保護する役割を持つセレノプロテイン。SELENONとも。SELENON遺伝子の変異はSELENON関連疾患と総称される重篤な筋疾患を引き起こす。タグ:
唾液腺 筋肉 頚板状筋 ライディッヒ細胞 エストロゲン受容体β セマフォリン3A 射精 前庭脊髄路 Ⅻ型コラーゲン TEF-1 トラマドール リアノジン受容体 Z帯 テタノスパスミン ハロペリドール ジアセチル 糖原病 三心房心 ヒドロキシクロロキン プラジカンテル …コメント・訂正・追記
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