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粘膜の一部。最も粘膜の表面に位置する層。*1
関連する用語
腸管グルカゴンのひとつ。腸管管腔内L細胞から分泌される、69個のアミノ酸残基からなるペプチド。特に回腸末端からの分泌が多い。グルカゴンの全アミノ酸配列を内包している。前駆体はプログルカゴン。C末端はグルカゴンのC末端トレオニン残基に8個のアミノ酸配列が連結した構造を持つ。作用機序はパラクリンによるものと想定されている。グリセンチンは単独でヒト胎児の小腸上皮細胞増殖効果を有することが示唆されている。また、腸粘膜上皮細胞増殖作用を有することが知られる。腸管粘膜上皮の増殖および保護…
テトラヒドロ葉酸の体内における貯蔵形態。前駆体はメチレンテトラヒドロ葉酸で、これがメチレンテトラヒドロ葉酸レダクターゼによって還元されて合成される。食事により摂取されたポリグルタミン酸型葉酸は、小腸粘膜にある酵素によってモノグルタミン酸型葉酸に分解されてから小腸細胞内へ吸収され、小腸粘膜上皮細胞内で酵素によって5-メチルテトラヒドロ葉酸に変換される。その後、血漿を経由して体内循環し、門脈を経由して肝臓へ輸送される。
リンパ節や脾臓、小腸などの粘膜に存在する二次リンパ器官であり、腸管関連リンパ組織(GALT)の構成要素。粘膜上皮を介して体内に入った抗原が集積する。M細胞を持つ。パイエル板の胚中心にはIgA産生前駆B細胞が多く存在する。腸の粘膜は、食物や食物とともに摂取される外来微生物、40兆個にも及ぶ腸内常在細菌叢などの異物に常にさらされています。これらの中には病原性を持つものが含まれていることから、腸管には免疫細胞が集まったパイエル板などの腸管免疫組織が発達しています。口から入った抗原は…
粘膜疹のひとつ。通常角化しない粘膜上皮が角化して白色に見えるようになったもの。口腔粘膜(頬や舌、歯肉)起こる白い病変。擦っても落ちない。舌にできるものはがん化する場合が多い。原因として喫煙やアルコールによる刺激、義歯などによる慢性の機械的刺激、ビタミンAやビタミンBの不足などがある。
咳やくしゃみによって空気中に飛ぶ、水分を多く含んだ直径5μm以上の粒子。重いので空気中に浮遊はせず、飛距離は1〜2m程度。感染症にかかっている場合、飛沫にはその病原体が含まれるため、他者の鼻や喉の粘膜に付着すると感染が広がる(飛沫感染)。飛沫の水分が蒸発し、小さくなったものを飛沫核と呼ぶ。飛沫は無風状態の室内ではすぐに落下しますが、飛沫核は長時間空気中に浮遊します。また、飛沫は吸い込まれても気道粘膜上皮の線毛運動により排除されることが多いですが、飛沫核は非常に小さいため肺の奥…
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