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糖タンパク質のこと。
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糖と結合したタンパク質。タンパク質に比較的短い糖鎖がついたもの。細胞の表面や細胞外に分泌されるタンパク質は、ほとんどがこの糖タンパク質の形をしています。例えば性ホルモンのひとつである黄体形成ホルモンや、ヒトの唾液や胃液、腸液などの粘液の成分であるムチンも、糖タンパク質のひとつです。体内でタンパク質に糖を結合させる翻訳後修飾である糖鎖修飾によってできる。タンパク質の約半数がこの翻訳後修飾を受けており、これによってタンパク質に結合する糖鎖はそのタンパク質の性質、細胞の増殖、分化、…
筋ジストロフィーのひとつ。国内ではもっとも多い筋ジストロフィー。X染色体上のジストロフィンの遺伝子の変異によって起こるため、男性にしか発生しない。新生男児約3500人に1人の割合とされる。患者のほとんどは心不全や呼吸不全によって20代で死亡する。細胞膜直下のジストロフィンが異常を起こし、ジストロフィンがジストロフィン-糖タンパク複合体に結合できなくなる。その結果、細胞外のカルシウムが細胞内に流入して筋線維が変性を起こすことで発生する。現在のところ根治させる治療薬はなく、進行を…
グルコサミンのD体。ヒトの体内においてはD-グルコースから生合成され、結合組織や胃腸粘膜の糖タンパクの構成成分となる。また、グリコサミノグリカンを形成する二糖の繰り返し単位の前駆体である。
血液の赤血球上の抗原と血清に存在する抗体の種類による分類。50種類以上の分類方法があるが、輸血する時に重要となるのがABO血液型とRh血液型の2つ。臓器移植においてはABO血液型が特に重要となる。Rh血液型は、ABO血液型についで輸血医学上重要な血液型として知られている。Rh血液型は、1940年にLandsteinerとWienerによってD抗原が発見されて以来、多くの抗原が発見されており、主要な抗原であるD、C、E、c、eを含め45種類の抗原が報告され、複雑な血液型システム…
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