健康用語WEB事典

細胞質基質(cytosol)

細胞の内、細胞質から細胞小器官を除いた液状成分のこと。サイトゾルサイトゾール)とも呼ばれる。

種々のイオン酵素などのタンパク質を含む。細胞質基質pHは7.0〜7.4程度の中性解糖が行われる場。*1*2

細胞小器官が浮かんでいる液体の部分を細胞質基質あるいはサイトゾール(cytosol)と呼んでいる。サイトゾールにはカリウムイオンなどのイオン類のほか、多くのタンパク質やその原料であるアミノ酸ブドウ糖などが溶け込んでいる。*3

細胞質基質細胞小器官を合わせて原形質と呼ぶ。*4

オートファジーでは、細胞質基質リソソーム液胞)へと送り込まれることで分解される。*5

タグ: 細胞 解糖 生物学

*1武庫川女子大学 塩基性両親媒性薬物によるホスホリピドーシスの発症メカニズムとバイオマーカー開発に関する基礎的研究: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10200851
*2東京農工大学 発生生物 細胞: http://web.tuat.ac.jp/~flylab/biology/5saibou.htm
*3国立大学法人 東京医科歯科大学 生物学入門 細胞の構造: http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/pdf3/Chapt7.pdf
*4筑波大学生物学類 植物の細胞: http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/cell.html
*5研究内容 | 大阪大学大学院歯学系研究科 口腔科学フロンティアセンター 先端口腔生物学教室 & 研究支援ブランチ: https://web.dent.osaka-u.ac.jp/cfos/research.html

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このページの最終更新日時: 2020-12-05 (土) 10:44:26