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細胞膜に同じ。
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口腔や咽頭への細菌感染に対する治療薬。臭化物の商品名はオラドール。陽イオン界面活性剤であり、脂肪を可溶化しタンパク質を変性する性質を持ち、細菌の細胞壁外膜および細胞質膜を破壊する。タグ:
グラム染色によって赤く染まる細菌。大腸菌やコレラ菌、ペスト菌、サルモネラ菌など。グラム陰性菌は内膜(細胞質膜)と外膜の2つの膜を持ち、これらの間(ペリプラズム)に薄い細胞壁(ペプチドグリカンの層)が存在する。外膜からは細胞の外側に向かってポリ多糖体が伸びている。抗体の結合と補体の活性化によって外膜が破壊でき、グラム陽性菌に比べて排除が容易。
グラム染色によって紫色に染まるグラム陽性の細菌。ブドウ球菌やレンサ球菌、破傷風菌、結核菌、ボツリヌス菌など。グラム陽性菌は、細胞質膜の外側に厚い細胞壁(ペプチドグリカンの層)が存在する。グラム陽性菌の細胞壁は、グラム陰性菌の細胞壁に比べて厚い。したがって抗体と補体のみでは細菌を破壊できず、リゾチームを利用して排除する。また、細胞質膜およびペプチドグリカンにテイコ酸などの多糖類が結合し、細胞の外側に向かって伸びている。
すべての生物の細胞を包む脂質が主成分の二重の膜(脂質二重膜)。生体膜のひとつ。形質膜や原形質膜とも呼ばれる。細胞膜の主な構成要素はリン脂質やステロールを始めとする脂質だが、生物の種類や細胞小器官によってその組成は異なる。最も多い成分はホスファチジルコリン(レシチン)。ホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンは細胞膜の外側に多く、ホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールなどは細胞質側に多い。細胞膜の厚さは、リン脂質が持つ脂肪酸の飽和度(二…
1884年にデンマークの学者、ハンス・グラム(Hans G. j. Gram)によって発明された、細菌類を色素によって染色して分類する方法。紫色に染まるものをグラム陽性菌、赤く染まるものをグラム陰性菌と呼ぶ。色の違いは細菌が持つ細胞壁の構造による。細胞壁の外側に膜を持つ場合にグラム陰性となる。出典: 獨協医科大学 抗菌薬と細菌について。抗生剤と細菌について。Ver.2.01 薬剤師 佐野グラム陽性菌 gram positive は、細胞質膜の外側に細胞壁 cell wall …
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