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皮膚の角質層を構成する角化細胞の周りに存在する脂質や脂肪酸のこと。脂質ラメラ。
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脂質を構成する要素のひとつ。脂肪族カルボン酸とも。化学的には長鎖炭化水素の一価カルボン酸の総称であり、炭化水素とカルボキシ基(-COOH)を持つ有機化合物(カルボン酸)である。以下のように炭素が長く連なった構造(主鎖)を持つ。以下はリノール酸の化学構造。空腹時に脂肪が分解されて血液中に移行した脂肪酸は、肝臓のミトコンドリアにおいてβ酸化を受けてアセチルCoAとなる。脂肪酸は、その化学構造に含む二重結合の数によって以下のように分類される。これらの脂肪酸の摂取バランスが崩れると、…
皮膚の表皮の最外部を守る層。角層とも。細胞死して細胞核を失ったケラチノサイト(角化細胞)と、その周りを満たすセラミドを中心とした脂質(脂質ラメラ)から構成される。病原体の侵入を防ぐと同時に、体内の水分を保持して乾燥を防ぐ役割を持つ。表皮中の細胞であるケラチノサイトが分化して顆粒層を経て角層が形成される。角層の厚さは場所によるがおおよそ 20 μm 程度である。面の皮は結構薄い。足のかかとでは相当厚い。角質層は硫黄に富むケラチンタンパク質によって短波長の紫外線を散乱・吸収する性…
体の表面を覆い、外界に直接触れる器官。体重の約16%を占める。皮膚は表皮とその下の真皮の2層から構成される。さらに真皮の下には皮下組織があり、それによって奥にある筋膜、腱膜、骨膜などに緩やかに結び付いている。手の皮膚が風呂などで長時間、水に浸かった時にしわができる(ふやける)理由は以下の2つの説がある。+手の皮膚の表面にある、死んだ細胞が重なっている角質の層に水分がしみ込むことで膨らみ、角質層の下にある皮膚と体積の差ができて、しわができる。+指の神経が切れている人の指はふやけ…
ケラチノサイトを参照。
三大栄養素のひとつ。糖質とタンパク質は生体内で 4kcal/g のエネルギーを発生するが、脂質は 9kcal/g と多くのエネルギーを得ることができる。生命の体を作る食品中の成分で、水に溶けず、有機溶媒(クロロホルム、エーテル、ベンゼンなど)に溶け、化学構造的にエステル結合やアミド結合の形で脂肪酸を持つ物質の総称。分子的には、親水基と疎水基(脂肪酸)が結合してできた分子とも見ることができる。脂質は大きく分けて以下の3つに分類される。-単純脂質(中性脂肪など)-複合脂質(リン脂…
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