最近更新された用語
網膜に起こる障害。主に糖尿病網膜症を指す。*1
関連する用語
目の硝子体の奥にある、光の像を認識する神経組織。カメラのフィルムに相当する。厚さ110~180μm。網膜を構成する神経には、視細胞(錐体細胞、杆体細胞)、双極細胞、水平細胞、アマクリン細胞(無軸索細胞)などがある。ミュラー細胞やアストロサイトなどのグリア細胞がこれらを支持する。酸化ストレスを防御するためにグルタチオンを生合成する。また、網膜内のビタミンC濃度は血中濃度の約15倍(1.6mM)。網膜の黄斑には視細胞が密集しており、この視細胞によって光の情報を電気信号に変換する。…
糖尿病の合併症のひとつ。成人の失明の原因で最も多い病気。徐々にではなく突然目が見えなくなる。糖尿病網膜症は、糖尿病を発症後7〜10年ほど血糖のコントロールできなかった患者の半数に発症する。視力低下は黄斑症や新生血管からの硝子体出血、増殖膜による牽引性網膜剥離や血管新生緑内障の合併により生じる。病期は以下のように分類される。-単純網膜症-増殖前網膜症-増殖網膜症
プロテインキナーゼ(セリン・スレオニンキナーゼ)のひとつ。高血糖によって活性化される(主にPKCβ)。グルコースによるプロテインキナーゼCの異常な活性亢進は様々な疾患の発症に関わるとされる。高血糖モデルのマウスにおいて、プロテインキナーゼCの活性化がカルモジュリン結合ドメインのスレオニン残基のリン酸化することで、eNOSの発現異常が起こることが報告されている。網膜、大動脈、心臓および腎糸球体などの組織・細胞において高グルコース下でPKC活性が上昇することが知られている。これら…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。