最近更新された用語
関連する用語
変視症や小視症、中心暗点などを主症状とする目(網膜)の疾患。網膜の中心部に水が貯留することで視力の低下が引き起こされる。30〜40歳の男性に多い。中心性網膜炎。脈絡膜の循環の障害によって網膜色素上皮が二次的に障害され、網膜下に脈絡膜から漿液が滲み出て網膜剥離が生じる。数ヶ月で自然治癒する場合もある。再発を繰り返したり長期化したりすることで視力が回復しないこともある。TNFRSF10Aに加え、新たに別の遺伝子領域2つも中心性漿液性脈絡網膜症の発症にも影響すると推測されている。タ…
ブドウ膜の一部。強膜の内側に、硝子体を包むように存在する黒い膜。目に余分な光が入らないようにする働きを持つ。血管が多く存在し、疾患などによって厚さが変動しやすい。網膜の後方に位置する脈絡膜が薄くなること(菲薄化)が近視発症原因の一つであり、網膜色素上皮由来のVEGFが欠損すると菲薄化が起こり、眼軸長伸長と屈折度の近視化が引き起こされることが報告されている。脈絡膜からの血管新生が目の疾患の原因となる場合がある。タグ:
小児や若年者に発症し、次第に網膜視細胞が痛んで視力の異常が起こり、最終的には失明に至る遺伝性難病。成人の主な失明原因のひとつ。視細胞と網膜色素上皮の機能を原発性、びまん性に傷害する遺伝性かつ進行性の疾患群と定義される。レチノイド代謝酵素異常が原因で発症する家系が報告されており、セマフォリン4A(Sema4A)の関与が示唆されている。常染色体劣性遺伝疾患であるものが全体の80%を占める。これの原因遺伝子としてEYSが知られている。遺伝子変異だけではなく神経炎症が大きく関与する。…
ホメオタンパク質のひとつ。初期発生において脳の形成に関わり、欠損すると脳全体が失われる。ドーパミン作動性細胞の発達や維持に関与し、扁桃体基底外側核の前側核における機能分子の発現に影響する。前脳、中脳、松果体、神経網膜、網膜色素上皮などの組織における発現が報告されている。網膜幹細胞から視細胞への分化に重要。CRXの上流遺伝子。パルブアルブミンを含む抑制性ニューロンの成熟に関わり、その神経細胞においてアグリカンの量を増加させる作用を持つとされる。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。