健康用語WEB事典

網赤血球(reticulocyte)

赤芽球から脱核したばかりの、細胞中にリボ核酸RNA)やミトコンドリアが残った未熟な赤血球赤血球前駆細胞網状赤血球とも呼ばれる。

血液中に網赤血球が多ければ活発に赤血球が産生されていることを意味し、逆に少なければ赤血球の産生量が落ちていることを意味する。*1

貧血の治療開始後に血液中に多く見られる。ニューメチレンブルー?による超生体染色で濃青色の顆粒状ないし網状物質として見える。*2

正常では平均0.8%(8‰)で正常範囲は0.3〜0.11%(3〜11‰)。*3

*1技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)
*2赤血球が減ったら…… ~新しいくすりとお金~ 2012年7月9日 第3回 「血液学を学ぼう」 芦田隆司 近畿大学医学部附属病院 輸血・細胞治療センター 近畿大学医学部 血液・膠原病内科: https://www.med.kindai.ac.jp/transfusion/ketuekigaku-3.pdf
*3朝日ソノラマ 山澤堉宏 人間ドックの検査値がわかる本(1997/9/25)

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このページの最終更新日時: 2019-05-15 (水) 08:38:36