最近更新された用語
関連する用語
グリア細胞のひとつ。エペンディモサイトとも呼ばれる。脳や脊髄の中にある空間(脳室)の壁(上衣層)を裏打ちする一層の細胞。脳脊髄液と脳との間の障壁を形成し、物質のやり取りを制御している。また、脳室上衣細胞にある繊毛は、波打ち運動によって脳脊髄液の流れを作り出す。視床下部の第三脳室周囲に存在する特殊な上衣細胞はタニサイト(伸長上衣細胞)と呼ばれる。タグ:
骨基質に含まれるサイトカイン。骨誘導因子とも呼ばれる。筋細胞から骨芽細胞へと分化を促す作用を持ち、筋組織内に移植すると異所性骨化を引き起こすことが知られている。この異常な活性化が進行性骨化性線維異形成症の原因となる。生物の発生期における組織形成過程で重要な機能を持つ。痛覚神経の細胞内でのBMPシグナルの亢進が痛覚過敏の原因であることが示唆されている。脳室上衣細胞の繊毛の形成を制御することが報告されている。-BMP2-BMP4
喘息に対する吸入ステロイド。商品名はパルミコート。炎症性メディエーターやサイトカインの産生および遊離、気道内好酸球増加、血管透過性亢進、炎症性肺浮腫形成、気道粘液繊毛輸送能低下などを抑制する。急性上気道炎(かぜ)を引き起こすコロナウイルス(HCoV-229E)による炎症性サイトカイン(IL-6、IL-8)の産生を抑制する。
PKD1が発現するポリシスチン。腎臓上皮細胞の繊毛に局在する。尿流を感知する受容体としての機能を持ち、ポリシスチン1が刺激を受けると、カルシウムチャネルを持つポリシスチン2へ伝達され、尿細管および集合管細胞内にカルシウムイオンが流入することにより尿細管径の調節が行われる。拡張型心筋症患者の心筋細胞における発現が確認されており、多発性嚢胞腎と心筋症発症との関連が示唆されている。
尿細管径の調節に関わるタンパク質。PKD1がコードするポリシスチン1とPKD2がコードするポリシスチン2が存在する。ともに腎臓上皮細胞の繊毛に局在する。ポリシスチンの遺伝子変異が多発性嚢胞腎の原因として知られている。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。