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繊毛を持つ細胞によって構成される上皮。気道粘膜など。
関連する用語
上皮細胞-上皮組織
消化管などの内臓の内側(内腔)などに存在し、それを保護する役割を持つ層状の組織。粘膜は粘膜上皮、粘膜固有層の二層、またはこれらに粘膜筋板を加えた三層から構成される。例えば、胆嚢の粘膜は粘膜筋板の無い二層であるが、食道や胃などの消化管には粘膜上皮が存在する。粘膜は病原体の侵入を防ぐ免疫を持つ。主に分泌型IgAが産生される。粘膜面には,B2系B細胞に加え,T細胞非依存的に多糖類や脂質などの病原体に共通する抗原に対する抗体を産生し,骨髄外で成熟するB1系B細胞が多くみられる....…
生物を構成する基本単位。全ての生物の体は細胞(の集合)で出来ている。人間の成人は約60兆個の細胞から成るとされる。細胞の大きさや形は生物の種類や存在する部位によって異なる。ヒトは約270種類の細胞から構成されると考えられている。細胞をセル(cell)と命名したのは、フックの法則を発見したロバート・フック(Robert Hooke)である。一つの細胞で体が構成されている生物を単細胞生物、複数の細胞で体が構成されている生物を多細胞生物と呼ぶ。細胞が一定のパターンで集まったものが組…
呼吸の際に空気が通る道。上気道と下気道に分けられる。-上気道--鼻腔--咽頭--喉頭-下気道--気管--気管支--肺気道の表面(気道壁)には鞭毛上皮細胞が敷き詰められており、粘液を鞭毛で移動させて絡め取った病原体などを体外に排出する。
細胞から1本だけ生える、長さ5μm程度の運動能を持たない毛。がん細胞や血球を除くほぼ全ての細胞が持つ。一次線毛とも。微小管を主成分とする軸糸を繊毛膜が取り囲んだ構造を持つ。一次線毛は細胞に1本のみ生じる膜突起で,母中心小体(基底小体)を核とした微小管骨格を軸糸とする構造をなす.この構造は線毛間で共通するが,不動性線毛である一次線毛が可動性線毛と異なるのは運動性に必要な構造物すなわちダイニンアームや中心小管などを欠く点である.一次繊毛の収縮が細胞の増殖やその抑制に重要な役割を持…
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