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一定期間の薬物投与によって起こる、その効果の低下(脱感作)。
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がん抑制遺伝子のひとつ。乳がん感受性遺伝子Ⅰ。この遺伝子の変異によって、男性には若年性前立腺がんや男性乳がん、女性では乳がんや卵巣がんなどが発症するとされる。転写因子ATF1の転写活性化能を促進し、細胞生存能を上昇させる。また、PARP阻害薬やプラチナ系抗がん薬への耐性化を引き起こす。タグ:
HIVの遺伝子学的分類のひとつ。日本を含めた世界で最も流行している型。HIV-1は複製の際に変異しやすい特性があり、それによる薬剤耐性化が問題となっている。ヒトのリジンtRNAにおける58塩基目と54塩基目のメチル化がHIV-1ゲノムの感染および複製に重要であることが確認されている。このtRNAの58塩基目をメチル化する酵素はヒト細胞でHIV-1タンパク質とウイルス粒子が作られる際にも重要。さらに以下のグループ、サブタイプに分類される。-グループM(Main)--A--B--…
ヒトの口腔や腸内に生息する常在菌。グラム陰性の桿菌。クレブシエラ・ニューモニエとも。日和見感染を起こし、肝膿瘍や敗血症、髄膜炎、肺炎などの原因となる。院内感染の原因菌のひとつで、多剤耐性化が起こりやすい。Th1細胞を強く誘導する作用を持ち、肺炎桿菌の腸管内への定着がTh1細胞の過剰な増殖や活性化を引き起こすことが報告されている。通常は腸内細菌が肺炎桿菌の定着を阻止しているが、抗生物質の服用などによって腸内細菌叢が乱れると定着して増殖する。タグ:
ゲノムDNA上の位置を移動することができる塩基配列のこと。ヒトのゲノム全体の45%を占めるとされる。動く遺伝子や転移因子とも呼ばれる。この移動には転移酵素と呼ばれる酵素が必要。トランスポゾンは自身の塩基配列中に転移酵素(トランスポゼース)の遺伝子配列を持つ。遺伝子再構成を引き起こす。トランスポゼースの働きによってゲノムから切り離されたトランスポゾンは環状のDNAとなって移動し、ゲノムの他の部位に挿入される。アサガオの変わり咲き(突然変異)の多くはトランスポゾンによる遺伝子再構…
スフィンゴ脂質のひとつ。セラミドの前駆体。多くの真菌が持ち、その増殖や出芽、環境適応、病原性への関与が示唆されている。食品では穀物や豆類、根菜、果実などの植物由来のものや麹、酒粕に含まれる。小腸では分解されず大腸で分解され、腸内細菌に良い影響を与えるとされる。肌の保湿効果がある。また、酵母のストレス耐性などを高める働きをすることが確認されている。グルコシルセラミドを加えた酵母では膜のパッキング度合いが低下していることが明らかになった。これらの結果から、麹は酵母にデンプンの糖化…
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