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肝臓のうち肝細胞(肝実質細胞)から構成される部分。
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肝臓を構成している2種類の細胞のうち、肝臓の大部分を占める細胞。肝臓を構成する主な細胞であるため肝実質細胞とも呼ばれる。胆汁の生成、各種物質の代謝などの主要な機能を持つ。脂肪肝では肝細胞中の脂肪滴が異常に増加する一方、細胞核内の脂肪滴は小胞体ストレスの緩和など、様々なストレスに晒される肝臓が生理機能を維持する上で重要な役割を果たしている。タグ:
α2-グロブリンのひとつ。肝細胞やリンパ節などの成熟顆粒白血球(特に好酸球)が生合成する。ヘモグロビンの分解(溶血)により生じた酸化ヘモグロビン(遊離ヘモグロビン)や鉄イオンと結合して複合体を形成し、マクロファージ、クッパー細胞などの細網内皮系細胞の受容体がこれを受け取り分解処理する。これは遊離ヘモグロビンによる血管への毒性を中和すると同時に糸球体からのハプトグロビンの喪失を防止する意味がある。ハプトグロビンの減少は溶血による消費の亢進、肝実質障害による産生低下、尿中などへの…
ビタミンK依存性凝固因子の活性化の際にビタミンKが不足し、そのグルタミン酸がカルボキシル化されずに血中に出現したもの。デス-γ-カルボキシプロトロンビンとも。それぞれの血液凝固因子に対応した以下の4種類が存在する。-PIVKA-Ⅱ-PIVKA-Ⅶ-PIVKA-Ⅸ-PIVKA-Xこのうち、PIVKA-ⅡはビタミンKの吸収障害や欠乏、肝実質障害、肝細胞がんにおける腫瘍マーカーとなる。ワルファリン服用時にも上昇する。
人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合(21.3%)で消費する。重さは体重の約2%を占める(1.0〜1.5kg)。レバーとも呼ばれる。右葉と左葉に分けられ、間には肝鎌状間膜が存在する。右葉は左葉よりも大きく、その下面には胆嚢が存在する。肝臓を構成する細胞は、その大部分を占める肝細胞(肝実質細胞)と、肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ胆管の細胞である胆管細胞に分けられる。肝臓には細胞(肝細胞とそれ以外の肝非実質細胞)が2500億個もあるとされ、非常に高い再…
肝実質を構成する最小単位。中心には静脈(中心静脈)が通っており、それを取り囲むように同心円状に肝細胞が配置されている。小葉間動脈や小葉間静脈、門脈、胆管の分岐(小葉間胆管)が張り巡らされている。大きさは直径1mm程度であり、肝臓には約50万個の肝小葉が存在するとされる。1つの肝小葉は約50万個の肝細胞からなる。
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