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肝臓の体性幹細胞。肝細胞と胆管上皮細胞へ分化することができる。成熟した肝臓に少量が存在する。*1
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肝臓を構成している2種類の細胞のうち、肝臓の大部分を占める細胞。肝臓を構成する主な細胞であるため肝実質細胞とも呼ばれる。胆汁の生成、各種物質の代謝などの主要な機能を持つ。脂肪肝では肝細胞中の脂肪滴が異常に増加する一方、細胞核内の脂肪滴は小胞体ストレスの緩和など、様々なストレスに晒される肝臓が生理機能を維持する上で重要な役割を果たしている。タグ:
骨髄の造血幹細胞や肝臓の肝幹細胞など、体内に存在する幹細胞。体性幹細胞とも呼ばれる。生体内の個々の臓器や組織において、その組織の全ての細胞を生み出す源となる。臓器ごとにそれぞれ固有の組織幹細胞を持っていると考えられている。生体の組織内に存在する幹細胞で、様々な種類がある。通常、分化することのできる細胞の種類が限定されている。例えば、その代表例である造血幹細胞は血液細胞のみを産生することができる。神経のみを産生する神経幹細胞、皮膚のみを産生する皮膚幹細胞などがある。多能性幹細胞…
体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。上皮というのは、皮膚や粘膜の表面はもちろんだが、肝臓や腎臓などの実質部分も上皮が折りたたまれてできており、これらの臓器の機能を担っている細胞は上皮細胞である。口腔の上皮細胞は高温に反応する。温度の感知はTRPV3、TRPV4が担っている。上皮細胞は常に生まれ変わり、古くなったものは、皮膚では垢、腸では便、気管では痰などとして排泄される。悪性腫瘍の…
人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合(21.3%)で消費する。重さは体重の約2%を占める(1.0〜1.5kg)。レバーとも呼ばれる。右葉と左葉に分けられ、間には肝鎌状間膜が存在する。右葉は左葉よりも大きく、その下面には胆嚢が存在する。肝臓を構成する細胞は、その大部分を占める肝細胞(肝実質細胞)と、肝臓で作られた胆汁を十二指腸へ運ぶ胆管の細胞である胆管細胞に分けられる。肝臓には細胞(肝細胞とそれ以外の肝非実質細胞)が2500億個もあるとされ、非常に高い再…
肝臓から十二指腸までの胆汁を運ぶ管。長さ10~15cm、太さ0.5~1cm。肝臓の中を通る胆管を肝内胆管、肝臓の外に出て十二指腸乳頭部の手前まで伸びる胆管を肝外胆管と呼ぶ。-肝内胆管-肝外胆管-総胆管
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