健康用語WEB事典

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神経症状のひとつ。意識を保つことができず失神（睡眠）してしまう状態。意識障害は脳幹の機能は残っているが、大脳皮質または大脳皮質下の広範な障害や視床下部の病変、脳幹の上行性網様体賦活系の部分的障害などが原因で起こる。-昏睡-無反応性覚醒症候群--最小意識障害-閉じ込め症候群-脳死

ピペリジンにカルボキシル基が結合したカルボン酸。インゲン豆や小豆、キャベツ、ピーマンなどに含まれる。GABA受容体のアゴニストと考えられている。腸内細菌がリシンの代謝によって産生する。肝性脳症においてはD体が増加しており、肝性脳症誘発物質となる可能性が示唆されている。医薬品の中間原料として用いられるため、人工的な合成方法が研究されている。

肝不全やそれによる肝性脳症の患者に用いられる経口栄養剤の商品名。複数種類のアミノ酸や電解質を含む。

肝細胞が線維化して硬く変化した状態。肝臓の障害（慢性肝炎）の末期に見られる。肝硬変症とも。患者の70%が男性とされる。肝臓の外観も線維化によって凸凹した表面となる。自覚症状が無いものを代償性肝硬変、あるものを非代償性肝硬変と呼ぶ。肝臓の機能が失われ、黄疸や腹水、肝臓で作られる血液凝固因子の減少による止血機能低下、食道静脈瘤、アンモニアなどの有害な物質の蓄積による障害（肝性脳症など）が起こる。主な原因はウイルス（B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス）で75%程度を占める。その他の…

急激に肝臓組織の広範囲で壊死が起こり、その機能が失われる重症肝炎。ウイルスや薬剤が原因となる。国内では、初発症状出現後8週以内に昏睡Ⅱ度以上の肝性脳症をきたし、プロトロンビン時間が40%以下に低下する肝炎と定義される。症状は肝臓の萎縮、進行性の黄疸、精神症状および神経症状（肝性脳症、肝性昏睡）などが起こる。マウスのモデルで、劇症肝炎の広汎な肝細胞の細胞死がFas/Fasリガンドを介したアポトーシスであることが確認されている。

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