健康用語WEB事典

肺炎球菌(pneumoniae)

細菌性肺炎の原因となる細菌。主にストレプトコッカス・ニューモニエす。

常在菌免疫力が低下した場合に様々な疾患の原因となる。

この肺炎球菌による感染症にかかりやすいのが、高齢者や免疫がまだ充分に発達していない子供なのです。特に子供では、髄膜炎菌血症などの重症感染症により重い後遺症を残したりすることもあります。また、高齢の方で特に心臓呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全機能障害、糖尿病のある方などでは、肺炎が重症になる傾向があります。 *1

肺炎球菌がヒトの体内で増殖や病原性発現するのにマンガンが必要であるが、肺炎球菌宿主からマンガンイオンを奪い、膜タンパク質PsaBCを介して自身の細胞内に取り込む。*2

タグ: 肺炎 細菌 ストレプトコッカス 感染症 マンガン

*1肺炎球菌ワクチンについて - 東京医科大学病院: http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/yakuzai/data/97.pdf
*2肺炎球菌が細胞内にマンガンイオンを取り込むしくみ -膜輸送体PsaBCの立体構造の解明- | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-09-15

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このページの最終更新日時: 2021-09-18 (土) 06:41:07