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胃液の成分(塩酸、ペプシノゲンなど)を分泌する腺。固有胃腺とも。*1
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胃底腺中に存在し、粘液を分泌する細胞。表層粘液細胞とは異なり酸性の粘液を分泌する。主細胞になる前段階の細胞。胃底腺上部の短くくびれた腺の頚部を囲んでいるため頚部粘液細胞とも呼ばれる。
糖鎖中に硫酸基を持つ糖タンパク質(酸性ムコ多糖)。胃底腺の副細胞に多い。シアロムチンに比べて粘性がやや低いため、消化管内容物に対する潤滑作用があるとされる。細胞増殖促進作用による粘膜上皮の修復に関与していると考えられている。ペプシンに対する阻害活性を持つ。また、消化管からの水分吸収を促進する。
末端糖残基にシアル酸を持つ糖タンパク質(酸性ムコ多糖) 。胃底腺の一部に存在する。抗炎症作用を持ち、胃粘膜の修復に関わる。また、水分の吸収において抑制的に働き、腸粘膜からの水分吸収を阻害する。
胃腺の主細胞から分泌される、ペプシンの前駆体(プロ酵素)。ペプシノゲンの約1%の量が血液中に存在する。ペプシノーゲンとも。ペプシノゲンの活性化(ペプシンに変化する)には、pH3以下の酸性の環境が必要。胃がんの予兆を知るために、この血液中の濃度を測定することで胃粘膜の萎縮を調べる検査をペプシノゲン検査という。ペプシノゲンはペプシノゲンⅠとペプシノゲンⅡの2種類に大別される。前者は主に胃底腺の主細胞より分泌され、後者は胃底腺の他に噴門腺、幽門腺、十二指腸腺にも存在する。
体内で物質の分泌を行う器官。腺上皮とも。-外分泌腺-内分泌腺
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