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胃に起こる炎症。
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制酸作用を持つ医薬品成分(制酸剤)。胸やけやむかつき、胃炎、胃潰瘍の治療などに用いられる。速効性がある。タグ:
胃液(胃酸)を中和して胃の粘膜を保護する薬剤。pHを上昇させ、酸を中和する。消化性潰瘍や胃炎などの症状を軽減させるために使用される。尿のpHを上昇させるため、酸性の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の排泄が増加し、NSAIDの血中濃度が低下することがある。酸化マグネシウムを緩下剤として投与(1日2,000mg未満)していた場合、制酸剤によってその便秘予防効果が阻害されることが報告されている。タグ:
消化器(消化管)のひとつ。入り口は食道(噴門)、出口は十二指腸(幽門)に繋がる。胃液を分泌してタンパク質の消化を行う。摂取した食物や薬物が胃で滞留する時間は約2時間。容量は成人で1200〜1400mL。胃で分泌される粘液は以下の2種類に分類される。-表層粘液(表層粘液細胞)-腺粘液(幽門腺細胞、副細胞)大きく胃底部、胃体部、胃前庭部の3つの部位に分けられ、胃酸および内因子を産生する胃壁細胞およびペプシノーゲンを産生する主細胞は胃底部および胃体部に存在する。前庭部にはガストリン…
ピロリ菌が特異的に産生する、炎症の原因となる糖脂質。胃炎には樹状細胞の活性化によるT細胞の活性化が関わるが、ピロリ菌は宿主のコレステロールを改変してα-コレステリルグルコシドを産生し、これによって宿主の免疫受容体(Mincle)に認識されて免疫系を活性化する。タグ:
世界人口の約半数に感染しているとされる、螺旋形のグラム陰性菌。正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれる。胃の出口である幽門でよく見つかる。免疫が弱い幼少期に食事を介して感染し、胃に住み着く。酵素のウレアーゼを産生し、これによって胃の中の尿素からアンモニアを発生させる。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因となる。ピロリ菌が宿主のコレステロールを取り込んだ後、菌内で糖と脂質を付加することで胃炎を誘導する特有の糖脂質であるα-コレステリルグルコシドを作り出すことが報告されて…
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