健康用語WEB事典

胆汁(bile)

肝臓から分泌され十二指腸に送られる黄褐色で塩基性の液体。主な成分として胆汁酸を含む。

胆汁自体に消化酵素は含まれていない。胆汁が十二指腸膵液が持つ消化酵素を活発化して脂肪タンパク質を分解してから吸収しやすくする。*1

肝臓では胆汁が1日に1リットル程度作られ、胆嚢に溜められる。胆嚢に貯蔵されている間に水分が吸収され濃縮される。

から分泌された胆汁は胆嚢内に一時貯蔵され、水と電解質の吸収を受けて濃縮される。 このため胆汁中の胆汁酸濃度は、胆汁が0.7~1.4g/100mlであるのに、胆嚢胆汁では1.0~9.0g/100mlになっている。 胆汁中の胆汁酸レシチンとともにミセルをつくってコレステロールを可溶化している。*2

胆汁の成分*3

*1胆汁の働きについて知ろう -【胆石ガイド】: http://www.tanseki-guide.com/tannou/tanjyu.html
*2脂質エンサイクロペディックデータベース(LEDB) 胆汁酸の化学構造と分布: http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~lipo/lecture/ba/ba.html
*3胆のう|からだとくすりのはなし|中外製薬: http://chugai-pharm.info/medicine/karada/karada010.html

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このページの最終更新日時: 2018-03-21 (水) 12:29:20