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サル痘ウイルスの人獣共通感染症。4類感染症のひとつ。1970年にザイール(現:コンゴ民主共和国)で初めて報告された。主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカのリスなどげっ歯類と考えられている。初期症状は6~16日の潜伏期間の後、発熱、疲労感、頭痛、背部痛、筋肉痛、リンパ節の腫れなど。1〜3日で多数の発疹が出現し、徐々に盛り上がって水や膿を含み、2週間後に瘡蓋で覆われ、その2週間後までにはそれらが剥がれ落ちる。幼児では死亡する例もある。死亡率は10%以…
10歳以降の主に女児に発症する、脊椎が三次元的に捩れる疾患。特発性側弯症のうち最も発症頻度が高い(2〜3%)。変形による症状は腰痛、背部痛、呼吸障害など。現在のところ原因は不明。重度な変形が起こった場合の治療法は手術のみ。患者はBMIが低い痩せ型であることが多いとされる。タグ:
思春期に、主に片側の胸背部から上腕に出現する褐色斑。組織学的所見ではベッカー母斑と扁平母斑はほぼ同じであり鑑別は困難。遅発性扁平母斑とも。男性に多く、多毛を伴うことが多い。アンドロゲン受容体の感受性が増加していることから、男性ホルモンが関与している可能性が指摘されている。タグ:
常染色体優性遺伝疾患である多発性嚢胞腎。両側の腎臓に多数の嚢胞が発生し、それらが増大して腎臓以外の種々の臓器にも障害が生じる恐れがある。20~40歳まで無症状のことが多い。原因遺伝子はPKD1とPKD2の2つが知られている。頻度の高い自覚症状として肉眼で確認できる血尿、側腹部や背部の痛みがある。トルバプタンが嚢胞の拡大を抑制し、腎機能を保護する治療薬として承認されている。
蓄尿時や排尿時に尿が尿管や腎盂、腎実質内に逆流する疾患。先天的な形成不全や神経因性膀胱、尿道狭窄などが原因となる。症状は高熱、側背部痛、頻尿、排尿時痛、尿路感染症、嘔吐、食欲不振、体重減少などがある。
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