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多細胞生物の初期胚。
神経堤は外胚葉の一部であるが「第四の胚葉」と呼ばれることもある。
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腫瘍性を持たない生体由来の多能性幹細胞。主に間葉系組織(骨髄、皮膚、脂肪)に存在する。臓器の結合組織にも確認されている。三胚葉性の細胞に分化可能。ストレス耐性能、多能性幹細胞マーカーの発現、自己複製能などを有する。最大の特徴として、そのまま血中に投与するだけで組織修復をもたらす性質を有するとされる。体内に投与すると障害部位を認識して、その部位に応じた細胞に自発的に分化する性質を持つとされる。実際にミューズ細胞を慢性腎臓病のモデルマウスに静脈投与すると、腎臓の組織が修復され腎機…
神経細胞や感覚器、口腔および肛門の組織、水晶体、内耳、皮膚などの上皮細胞に分化する胚葉。-羊膜上皮-表皮-原始口腔-原始肛門-神経
最も内側に存在する胚葉。消化器(肝臓・膵臓)や呼吸器、尿路(膀胱・尿道)は内胚葉に由来する。
脊椎動物の誕生初期に、表皮となる外胚葉と神経上皮細胞の境界部に生じる細胞集団。外胚葉に由来するが、その分化の多様性から「第四の胚葉」と呼ばれることもある。ここから生まれる細胞は神経堤細胞と呼ばれる。神経堤は、神経板が凹凸して神経溝を形成する時、神経板と外胚葉の境界部の細胞が内部に陥入して形成される細胞集団である。末梢神経系の構成分を形成し、神経節(知覚性、自律神経系の)、シュワン細胞、軟膜、クモ膜、メラニン細胞などに分化する。
妊娠3週ごろに外胚葉の原始溝から胚盤の中心に発生する細胞層(胚葉)。骨や筋肉、心臓、腎臓、尿管、生殖器などの元となる。中胚葉はさらに、脊索突起、体節、側板に分化する。中胚葉は、やがて正中線上に位置する脊索突起(notochordal process)と、その左右に分節的に配列する体節(Somite)と、分節化せずに体節の外側(左右)に広がる側板(lateral plate)に分化する。始原生殖細胞の形成が中胚葉の遺伝子による働きであることが報告されている。
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