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くも膜下腔に注入する局所麻酔。くも膜下ブロックや脊椎麻酔とも呼ばれる。*1
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手術中の痛みや意識を無くすために使用される化合物。麻酔薬とも。3歳までに複数回の麻酔薬曝露を受けることで、成体期以降の学習・記憶障害やADHD(注意欠如多動性障害)のリスクの増加が起こる。これは麻酔薬が神経幹細胞の遺伝子発現を変化させて神経幹細胞を強制的に長期間休止状態とする結果、発達期から成体期にかけて新生されるニューロンが減少することが原因とされる。この休止状態にあった神経幹細胞は運動によって再活性化することが可能とされる。麻酔を適用する範囲によって以下のように分類される…
特定の部位にのみ働く麻酔。神経細胞の細胞膜内部で電位依存性ナトリウムチャネルを阻害することによる神経伝導の抑制による効果。局所麻酔の副作用は、多くの場合偶発的な血管内注入によって発生する。中枢神経のナトリウムチャネルは心筋に比べて局所麻酔に対する感受性が高いため、通常、中枢神経症状が先行し、やや遅れて心血管症状が発現する。また、ベンゾカインやプリロカインをはじめとするいくつかの局所麻酔薬では、稀にメトヘモグロビン血症が発生し、酸素投与でも改善しない酸素飽和度の低下やチアノーゼ…
左右の腸骨の上端の最高点を結んだ線。脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔を行う際の指標となる。第四腰椎の高さを通ることが多いとされる。
脳のくも膜と軟膜の間の空間のこと。脳脊髄液で満たされている。くも膜と軟膜のすき間は、くも膜下腔と呼ばれていますが、ここには、脳脊髄液という脳を循環している透明な液体と、脳動脈や脳静脈が存在しています。くも膜下出血とは、このくも膜下腔に出血を起こした状態をいいます。
脊髄くも膜下麻酔を参照。
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