最近更新された用語
脳内で起こる出血の総称。主な原因は動脈硬化と高血圧。
出血部位が脳室やくも膜(くも膜下出血)である場合は水頭症が起こる恐れがある。*1
関連する用語
頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。主に脳動脈瘤の破裂によって起こる。その他の原因は血管の奇形や腫瘍、外傷など。40歳以降で女性に多く、家系内にくも膜下出血の病歴がある場合に頻度が高い。くも膜下出血が起こると、突然非常に強い頭痛を感じる。その後に嘔吐や気絶が起こることがある。実際にクモ膜下出血になった患者さんの話をうかがうと、「ほんとうになぐられたような頭痛」、…
血圧が正常な状態より高くなる現象。生活習慣病の一つ。最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上かつ最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上と定義される。高血圧は、正常者の血圧より高い血圧値を持続している場合をいいます。高血圧を専門とする医師などからなる日本高血圧学会では、収縮期血圧(上の血圧)で140mmHg、拡張期血圧(下の血圧)で90mmHg以上が高血圧と定義しています。遺伝的要因や環境による高血圧を本態性高血圧と呼び、明確な疾患が原因となる高血圧を二次性高血圧と呼ぶ。-…
受精から生後4ヶ月の間に起こる、脳の形成異常による麻痺。大脳皮質の虚血や脳内出血も原因となる。運動や姿勢に不自由さがあるが、脳の病気そのものは進行しない。錐体路を障害するため、摂食嚥下機能障害や構音障害に代表される口腔顔面の随意運動障害を併発することが多い。
脳脊髄液が脳の内側に溜まる症状。多くは脳室の拡大が確認される。新生児の水頭症は、脳室の圧力によって頭蓋骨を押し広げる状態が続き、頭が肥大化する原因となる。高齢者に発生する主な水頭症は正常圧水頭症と呼ばれる。
動脈の血管が厚くなったり、コレステロール(を取り込んだマクロファージ)が血管に付着したりすることで、血管の弾力性が無くなった状態。脳血管疾患の主な原因となる。頚動脈エコー検査によって全身の血管の状態がわかるため、動脈硬化の検査として行われる。また、ABI検査や網膜の動脈を見ることでも、どの程度動脈硬化が進んでいるかを知ることができる。眼底血管の内膜と中膜の厚さが1.5mmを超えると動脈硬化ありと診断される。動脈硬化によって足の膝から下の動脈が詰まることが多く、末梢動脈疾患(間…
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。