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頭蓋骨の内部でおこる脳の出血の総称。
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頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。主に脳動脈瘤の破裂によって起こる。その他の原因は血管の奇形や腫瘍、外傷など。40歳以降で女性に多く、家系内にくも膜下出血の病歴がある場合に頻度が高い。くも膜下出血が起こると、突然非常に強い頭痛を感じる。その後に嘔吐や気絶が起こることがある。実際にクモ膜下出血になった患者さんの話をうかがうと、「ほんとうになぐられたような頭痛」、…
視界の一部に起こる異常。閃光暗点とも呼ばれる。片頭痛の前兆として起こる。目の前で光が明滅してるように見える、視野の一部が欠けて見える、円形のギザギザしたものが現れるなどの視覚の異常が現れる。閃輝暗点が発生した後に片頭痛が起こることが多く、片頭痛の前兆と言える。しかし、片頭痛が起こる前に必ず閃輝暗点が起こるわけではない。注視点の片側に小さな視野の欠損部が現れ、それが次第に拡大して、片側の視野の広い部分に入った物体が見えなくなる。視野の欠損部(暗転)の辺縁がジグザグ状で輝いている…
妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧(収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上)、または高血圧にタンパク尿(24時間蓄尿で300mg/日)を伴う状態。以前は妊娠中毒症と呼ばれた。重症化すると脳出血や肝臓・腎臓の機能障害、肺水腫、播種性血管内凝固症候群などの原因となる。病型は以下のように分類される。-妊娠高血圧腎症-妊娠高血圧症-加重型妊娠高血圧腎症-子癇
マトリックスメタロプロテアーゼのひとつ。NF-κBの活性化により誘導される。脳梗塞後3時間経過後のtPAの投与によって活性化され、脳血管を構成するⅣ型コラーゲンを分解して脳出血を引き起こす原因となる。軟骨内骨化において、血管内皮細胞はMMP-9によって軟骨基質を分解しつつ血管新生を行い、軟骨内に侵入していくと考えられている。
ニチニチソウに含まれるビンカアルカロイドのひとつ。ビンカミンとその誘導体であるビンポセチンは、一時期医薬品(脳梗塞および脳出血の後遺症に伴うめまいや頭痛の改善薬)として用いられていたが、有効性が確認されなかったため2001年に回収された。
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