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脂肪酸結合タンパク質のひとつ。脳型脂肪酸結合タンパク質とも。胎児期脳室周囲層に強力に発現され、成熟期にはアストロサイトに限った発現が見られる。プレパルスインヒビションの制御に関わるため、統合失調症発症に関与することが示唆されている。
大きな音を聞く直前に小さな音を聞いていると、小さな音を聞かずに突然大きな音を聞いたときよりも反応(驚き)が弱くなる現象。統合失調症の患者ではこれが正常に起こらないことが報告されている。プレパルスインヒビションの異常を制御する遺伝子として脳型脂肪酸結合タンパク質(B-FABP)が同定されている。
細胞内にある、脂肪酸に結合するタンパク質。12種類が確認されており、部位によって細胞内にある脂肪酸結合タンパク質の種類が異なる。アラキドン酸やドコサヘキサエン酸などの水に不溶な脂肪酸に結合して、それを可溶にする働きを持つ。通常、細胞内において炭素数12個以上の長鎖脂肪酸は水に不溶なので、これらを溶けるようにする役割を果たしているとされる。その他の働きとして、脂肪酸の取り込みと代謝、リン脂質膜の構成制御、シグナル伝達の制御、転写制御などが予想されている。脂肪酸結合タンパク質の名…
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