健康用語WEB事典

脾腫(splenomegaly)

脾臓が触ってわかる程度に腫れ上がること。巨脾とも呼ばれる。*1

健康な成人の脾臓の重量は約100gであるが、それが300~400gになるとレントゲンで、400g以上になると外から触って腫れが確認できるようになる。原因となる疾患は感染症血液の疾患、内分泌腺の異常、腫瘍など非常に多い。*2

脾腫によって脾臓血液が溜まり、破壊される血球が増えることで血小板減少症が誘発される。*3*4

脾臓を圧迫して膨満感や痛みが出現することがある。*5

*1大阪市立大学大学院医学研究科・医学部医学科 本態性血小板血症: http://www.med.osaka-cu.ac.jp/labmed/page006.html
*2脾腫の診断 済生会宇都宮病院 中央研究検査部 内科より 藤井高明: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsth1970/3/3/3_3_269/_article/-char/ja/
*3小児慢性特定疾病情報センター - 血小板減少症(脾機能亢進症によるものに限る。) 概要: https://www.shouman.jp/details/9_15_26.html
*4門脈圧亢進症 — 日本小児外科学会: http://www.jsps.gr.jp/general/disease/hbp/mpg1zc
*5慶應義塾大学保健管理センター 脾臓の疾患: http://www.hcc.keio.ac.jp/ja/health-checkup/assets/files/us14.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-09-01 (土) 15:58:45