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糖尿病の合併症(細小血管障害)のひとつ。糖尿病罹患後10~15年以上経過してから発症することが多いとされ、患者全体の30~40%が罹患していると考えられている。初期には無症状である場合が多いが、進行するとネフローゼ症候群による浮腫が起こり、悪化すると明らかなタンパク尿が認められる。尿毒症が起こり、最終的に腎不全となる。診断は尿検査による微量アルブミン尿の有無。原尿中に過剰に排泄された糖を再吸収するためにナトリウムの再吸収も亢進しており、結果として体液量依存性の高血圧が起こる。
プロテインキナーゼ(セリン・スレオニンキナーゼ)のひとつ。高血糖によって活性化される(主にPKCβ)。グルコースによるプロテインキナーゼCの異常な活性亢進は様々な疾患の発症に関わるとされる。高血糖モデルのマウスにおいて、プロテインキナーゼCの活性化がカルモジュリン結合ドメインのスレオニン残基のリン酸化することで、eNOSの発現異常が起こることが報告されている。網膜、大動脈、心臓および腎糸球体などの組織・細胞において高グルコース下でPKC活性が上昇することが知られている。これら…
腎臓の糸球体に起こる慢性炎症。血尿やタンパク尿が起こる。糸球体にIgAやC3が沈着する。またメサンギウム細胞の増殖が確認される。
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