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腱鞘に起こる炎症。腱鞘滑膜炎?とも呼ばれる。
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腱を包む組織。滑液鞘とも呼ばれる。外側は線維鞘、内側は滑液鞘と呼ばれる。腱が滑らかに動けるように潤滑液が分泌される。体肢などの長い腱をつつんで、これを保護する袋状の膜装置である。もともと関節包が長く腱をとりまいたものであって、外層は線維鞘であるが、その内層は滑膜からなる滑液鞘で、滑液を分泌して骨に接近する腱の滑動を円滑にする働きをする(手や足の屈筋腱、伸筋腱に多く見られる)。
生体が内外から有害な刺激を受けた際に起こす防御反応。炎症は発赤や腫脹、発熱、疼痛などを伴う。発赤は血管拡張によって血流を増やし、修復を早めるために起こる。腫脹は免疫細胞が分泌するサイトカインによって血管透過性が亢進することが原因。これによって好中球などが血管壁を通りやすくなり、細菌のいる場所へ移動しやすくなる。ケガをして皮膚が化膿したり、扁桃炎などが起こると、それを治すために白血球が動員され、化学物質を出して細菌などを殺そうとする。この際、白血球の出す化学物質によって局所が赤…
手の指を曲げる腱である屈筋腱(指屈筋腱)が起こす腱鞘炎。正式には屈筋腱腱鞘炎と呼ばれる。指の曲げ伸ばしの際に引っかかりがあり、ばねのような反動が付く。痛みを伴う場合が多い。原因は腱鞘が狭くなり、屈筋腱が滑らかに動けなくなること。指の酷使で起こり、中年女性に多いとされる。指は屈筋腱によって曲げることができます。この腱は手のひら側の指先から前腕の筋肉につながっています。その通り道で、腱は浮き上がらないように「靱帯(じんたい)性腱鞘」と言われる数カ所のトンネルの中を通っています。手…
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