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結核菌が消化管や近傍のリンパ節へ感染することで発症する腸管の炎症性疾患。*1
タグ: 結核菌 消化管 リンパ節 感染症 腸管 炎症性疾患
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低タンパク血症(低アルブミン血症)を主徴とし、胃や腸からの胃腸管腔への血漿タンパク質(特にアルブミン)が異常漏出する症候群。原発性腸リンパ管拡張症やメネトリエ病、心疾患、非特異性多発性小腸潰瘍症、消化管ポリポーシス、腸結核、クローン病、アレルギー性胃腸炎、膠原病(特に全身性エリテマトーデス)などを原因として発症する。免疫グロブリンやリンパ球の現象によって、続発性に免疫不全状態が起こることがある。蛋白漏出性腸症は腸からの蛋白漏出によって低蛋白血症を示す病態を総称したもので,従来…
摂取した食品が消化・排泄されるまでに通る器官の総称。腸管とも呼ばれる。口腔、咽頭、食道、胃、小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸、肛門までを指す。全長は約6m。コリン作動性神経から遊離されるアセチルコリンによって収縮する。消化管を支配する交感神経は主に腹腔神経節や腰神経節を経由して到達した節後神経線維。食道から横行結腸までは延髄迷走神経背側核に由来する副交感神経、下行結腸から直腸までは仙髄中間質外側核に由来する副交感神経に支配されている。
リンパ液がリンパ管を通って集まる円形またはそら豆型の二次リンパ器官。リンパ管が鎖骨下静脈に合流するまでの間に複数存在する。大きいものでは長径2~3cm、短径約1cm。体内の種々の組織由来の抗原がリンパ管を介して集まる。リンパ節の役割は、リンパ液に含まれる異物を取り除き、それらが組織や血管内に侵入するのを防ぐこと。リンパ節の役割は、大きくは「免疫」と「老廃物の処理」の2つで、前者では、免疫細胞たちの情報交換の場として、また戦闘の司令塔としての機能を果たしています。リンパ節で炎症…
紀元前5000年頃からの存在が確認されている感染症。結核菌によって引き起こされる。抗生物質となるストレプトマイシンが発見されてから患者数は激減したが、多剤耐性結核菌の出現により新たな感染の広がりが確認されている。特徴的な初期症状は無く、全身の倦怠感や食欲不振、発熱、悪寒、体重減少などが起こる。肺結核が悪化すると咳が止まらなくなり喀血が起こる。潜伏期間が4〜6週間と長く、感染に気が付きにくい。-肺結核-腸結核-卵巣結核-前立腺結核肺結核は飛沫感染するため最も多いとされる。
長さ1〜5μm、幅0.3〜0.6μmの細長い棒状の菌(桿菌)。抗酸菌の一種。結核を引き起こす原因となる。飛沫核でも生きることができるため、空気感染する場合がある。感染して一年以内の発症率は2〜4%で、90%の人は生涯発症しない。マクロファージに貪食されても、リソソームとファゴソームの融合(食胞の成熟)を阻害して生き残る場合がある。リンパ液の流れに乗って全身のリンパ節に広がる。
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