最近更新された用語
視床下部腹内側核を参照。
関連する用語
脳の海馬や脂肪細胞から分泌されるアディポカイン(ホルモン)のひとつ。肥満ホルモンとも呼ばれる。レプチンは脳の視床下部の満腹中枢に働き、POMCと呼ばれる摂食調節の神経を活性化させる。これによって筋肉などでの糖の利用を高まり、血糖値の上昇が抑制されることが確認されている。摂食の抑制作用や交感神経活動亢進などによるエネルギー消費亢進作用を持つ。また、海馬の機能維持にも関わることが知られている。レプチンの受容体は視床下部の中でも弓状核、外側野、室傍核、背内側核、腹内側核などに豊富に…
オレキシン(ヒポクレチン)を産生する神経細胞。ヒポクレチン産生神経やオレキシン神経とも。脳の視床下部外側野に少数が局在し、そこから小脳を除く脳内のほとんどの領域に軸索を投射している。扁桃体、分界条床核、脳幹などから入力を受ける。脳幹のモノアミン作動性神経、コリン作動性神経、視床の室傍核など、覚醒・睡眠機構に関与する部分や、視床下部内の弓状核、腹内側核など摂食行動の制御に関与する部分にとくに強い投射が見られる。オレキシン産生神経が欠損すると長時間の覚醒状態を適切に維持できなくな…
視床下部の一部。満腹中枢とも呼ばれる。十分食事が得られた場合に食欲を抑える働きを持つ。視床下部腹内側核が破壊されると視床下部外側野とは逆に、過食して肥満となる。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。