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膵臓に起こる炎症。
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膵管から十二指腸に分泌される、セリンプロテアーゼに分類される消化酵素。エンドペプチダーゼに属する。前駆体はトリプシノゲン。リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸のカルボキシル基側のペプチド結合を加水分解する。トリプシンはタンパク質切断反応において特別なセリン(serine)アミノ酸を用いることから、セリンプロテアーゼ(serine protease)として知られている。トリプシンが膵臓のタンパク質を分解することで膵炎の原因となる。トリプシンを分解するヒト腸内細菌が存在し、トリ…
気道粘液溶解剤。気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後などに使用される。商品名はビソルボン。膵炎の予防や治療に有効である例が報告されている。タグ:
膵管内に出来る腫瘍。膵臓にできる嚢胞性腫瘍の代表。良性腫瘍と悪性腫瘍のどちらも含まれる。健康診断などで膵嚢胞(液体が貯留した病変)として偶然見つかることがある。責任分子としてMNX1、HNF1Bが報告されている。膵管内に盛り上がるよう(乳頭状)に腫瘍が増殖し、それが粘性のある液体を分泌して膵臓中に嚢胞を作ったり、膵管を塞ぐことで膵炎を引き起こしたりする。膵管内で発育した腫瘍が浸潤して膵臓がんを形成する。検査によって膵臓内に液体が溜まっていたり、膵管が拡張したりといった現象が観…
体内の血液中や内臓などに蓄えられる脂肪。「中性」は、脂肪酸がグリセリンと結びついた結果、中性となることに由来する。化学的にはグリセリンが持つ1〜3つのヒドロキシ基に脂肪酸が結合したもの、すなわちアシルグリセロール(モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール)のことを指すが、生体内の中性脂肪はほとんどがトリアシルグリセロールであるため、トリアシルグリセロールと同じ意味で使われることが多い。トリアシルグリセロール(TAG)は中性脂肪の主成分であり、その役…
唾液または膵臓のアミラーゼが血液中に増加した状態。膵炎や唾液腺の疾患、一部の腫瘍などで起こる。膵炎とは無関係の開腹術後に起こる一過性の高アミラーゼ血症は唾液のアミラーゼ(S型)によるものであることが報告されている。
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