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オナモミの果実から絞られた油脂。リノール酸を豊富に含み、動脈硬化の予防に用いられる。*1
関連する用語
キク科の一年草。トッツキやホシダマとも。果実には棘があり、衣服に付着することから俗にひっつき虫とも呼ばれる。果実や全草は生薬となり、前者はソウジシ(蒼耳子)、後者はソウジ(蒼耳)と呼ばれる。これらはアルブチンやキサンチン、キサンツミンなどを含む。また、果汁は蒼耳油と呼ばれ、リノール酸を豊富に含む。蓄膿症や鼻炎、鼻閉の改善、消炎、鎮痛などの作用を持つ。
植物の花が受粉後に形成する器官。狭義には子房1個に由来する部分、広義には種子とともに残っている花または花序に由来する部分。
必須脂肪酸であるn-6系脂肪酸のひとつ。分子式は C18H32O2植物はリノール酸を種子に多く蓄えるため、植物油にはリノール酸が多い。必須量は2g以下であるが、米や麦、豆類、肉類、卵類にもリノール酸が含まれているため、普通に食事をすればリノール酸が不足することは少なく、逆に過剰摂取になりやすい。体内でリノール酸からγ-リノレン酸を経てアラキドン酸が生成される。したがって、多量にリノール酸を摂取すると、細胞がアラキドン酸で満たされ、エイコサノイドが過剰に生成される。その結果、が…
動脈の血管が厚くなったり、コレステロール(を取り込んだマクロファージ)が血管に付着したりすることで、血管の弾力性が無くなった状態。脳血管疾患の主な原因となる。頚動脈エコー検査によって全身の血管の状態がわかるため、動脈硬化の検査として行われる。また、ABI検査や網膜の動脈を見ることでも、どの程度動脈硬化が進んでいるかを知ることができる。眼底血管の内膜と中膜の厚さが1.5mmを超えると動脈硬化ありと診断される。動脈硬化によって足の膝から下の動脈が詰まることが多く、末梢動脈疾患(間…
常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)をまとめて油脂と呼ぶ。単純脂質のひとつ。油と脂の違いは、それを構成する脂肪酸の種類(化学的構造)の違いによるものである。脂肪とは本来、油脂のうち固体のものである脂を指す。油脂の基本的な性質は以下のとおり。一般に,黄色もしくは褐色で,特有の匂いを有する。水には不溶,アルコールには難溶であるが,有機溶媒にはよく溶ける。比重が 0.90 ~ 0.97 で水に浮かぶ。油脂はグリセリンに3つの脂肪酸が結合した形をしているトリアシルグリセロール…
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