最近更新された用語
薬剤の効果。
関連する用語
個別の薬剤で薬効が異なることなく、薬剤全般に共通する効果。例えば、SGLT2阻害薬は各薬剤間では効果に差がなくSGLT2阻害薬全般に共通する効果を発揮するとされる。タグ:
本来は薬としての効果を持たないが、その効果があると信じ込ませたもの(偽薬)の投与によって医学的生理学的な改善が確認されることがあり、このことをプラセボ効果と呼ぶ。プラシーボや偽薬とも呼ばれる。語源は「人を喜ばせる」という意のラテン語。ある物質の薬効を確認するために、比較対象として効果のない偽薬を投与する集団のことをプラセボ群と呼ぶ。偽薬や真正ではない医学的処置が患者に与えられるとき、薬理作用や真正な医学的生理学的効果がないはずであるにもかかわらず、患者や被験者に治療的効果が現…
1つの炭素原子に2つのリン酸が結合した基本骨格(P-C-P骨格)を持つ化合物群。破骨細胞の骨吸収を抑制するとともに細胞死を誘導する。骨粗鬆症の治療薬。ビスホスホネートは、その化学構造と破骨細胞が骨吸収によって分泌する酸との相乗効果で、破骨細胞の細胞膜を通過できる。第三世代まで存在し、高世代の方が薬効は高いが副作用も強くなる傾向にある。タグ:
喘息に対する吸入ステロイド。pMDIを用いて吸入する。活性代謝物である脱イソブチリル体(デスイソブチリルシクレソニド)がグルココルチコイド受容体に結合することで薬効を発現する。商品名はオルベスコ。SARS-CoV-2に対して抗ウイルス活性を示すことが報告されている。この抗ウイルス効果はプロドラッグの段階で確認されている。
モルヒネから合成される有機化合物。化学構造の一部がドーパミンと共通している。商品名はアポカイン。モルヒネとは異なり、各種オピオイド受容体にはほとんど親和性を示さないが、ドーパミン受容体の全てのサブファミリー(D1受容体〜D5受容体)に親和性を示す。パーキンソン病患者の線条体においてドーパミン受容体を介して抗パーキンソン病作用を示す。皮下注射製剤は即効性で効果の持続が短時間のパーキンソン病治療薬として用いられる。主な副作用は化学受容器引金帯を介した悪心・嘔吐。肝臓による初回通過…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。