虚血耐性現象(ischemic tolerance) †
死に至らない軽度の虚血が一度起こっていると、後に致死的な虚血が起きた場合に障害が軽度となる現象。*1
例えば、一過性脳虚血発作を起こした患者はその後に脳梗塞を発症しても梗塞巣が小さく、臨床症状も軽いことが報告されている。この現象は脳以外の臓器でも確認されている。
虚血耐性獲得時にp38の活性化が起きることと、p38の抑制によって虚血耐性現象が抑制されることから、MAPKカスケードが関わることが示唆されている。*2
*1日医大医会誌 日本医科大学 虚血耐性現象の神経細胞保護メカニズム: http://www2.nms.ac.jp/jmanms/pdf/002040178.pdf
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 虚血耐性を応用した脳梗塞治療の開発のための基礎研究 (KAKENHI-PROJECT-15390437): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15390437/
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 虚血耐性を応用した脳梗塞治療の開発のための基礎研究 (KAKENHI-PROJECT-15390437): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15390437/
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このページの最終更新日時: 2019-02-24 (日) 19:12:19