最近更新された用語
関連する用語
蜂によって作られる糖液。漢字では蜂蜜。蜂が集めた様々な種類の花の蜜が原料。成分はグルコースおよびフルクトースが80%、残り20%が水分。紀元前6000年頃のスペインの洞窟遺跡の壁画に、蜂蜜を採取する様子が描かれていることから、人類史上最初に発見された甘味料とされる。一般的な蜂蜜の成分は、蔗糖を主とする花蜜がミツバチの口から分泌されるβ-フルクトフラノシダーゼと混和されたものであり、これは蜜房で熟成されることによりグルコース40%とフルクトース50%に変化し、その他に蔗糖2〜5…
最も単純なカルボン酸。蟻酸とも表記される。示性式は HCOOH他の脂肪酸と異なり、アルデヒド基による還元性を持ち、強い酸性度(低いpKa)を示す。天然には蟻や蜂などの毒腺中やイラクサ、松、モミの葉などの植物に含まれる。産業分野では燃料や化学製品、エネルギー貯蔵媒体として利用される。ギ酸脱水素酵素によって二酸化炭素からギ酸を人工的に生成できる。建材のホルムアルデヒドの酸化によって生成されるため、室内大気中に存在する。皮膚や粘膜に対する強い刺激性があり、アレルギー様症状を引き起こ…
狭義では水に溶けて酸性を示す物質の総称。塩基と反応して塩を作る。-アレニウスの定義では、水に溶けてH+(H3O+)を生じる物質が酸と定義される。-ブレンステッド・ローリーの定義では、H+を与えるもの(プロトン供与体)が酸と定義される。-ルイスの定義では電子対受容体が酸と定義される。例えば、酢酸は水に溶けると以下のように電離してプロトン(H+)を生じるとされる。CH3COOH → CH3COO- + H+実際にはH+というイオンは存在しえないので、厳密には水と反応してヒドロニウ…
食後に口腔のpHが下がることで、歯のエナメル質に含まれるカルシウムやリン酸が溶けること。原因となる主な酸は乳酸や酢酸、蟻酸など。食後に何もせず放置した場合、40分程度経過しないと口腔のpHは元に戻らない。その間に脱灰が進行すると初期う蝕となるため、早めにフッ素などを用いて再石灰化を促進する必要がある。飲食をすると虫歯菌によって酸が作られプラーク中のpHは急激に下がります。pHが5.5~5.7以下になると、歯の表面のエナメル質表層から歯の成分である「リン酸イオン」、「カルシウム…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。