最近更新された用語
血栓症を参照。
関連する用語
肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。ウロン酸(β-D-グルクロン酸あるいはα-L-イズロン酸)とD-グルコサミンが重合した多糖類に硫酸が付加した構造を持つ。血中のプロテアーゼインヒビターのアンチトロンビン(AT)に結合して立体構造を変えて活性化し、ATによるプロテアーゼ凝固因子の阻害速度を高めて抗血液凝固作用を発現する。ヘパリンは生体内では結合組…
慢性特発性血小板減少性紫斑病や再生不良性貧血の治療薬。エルトロンボパグオラミンとして使用される。商品名はレボレード。トロンボポエチン受容体に働き、トロンボポエチンのシグナル伝達経路の一部を活性化することにより巨核球および骨髄前駆細胞の増殖・分化を促進させる。副作用として肝機能や血栓塞栓症がある。肝細胞に存在するOATP1B1、OATP2B1、OCT1によって細胞内へ取り込まれる。タグ:
ビタミンK依存性に肝臓で合成され、血液凝固を抑制するタンパク質。セリンプロテアーゼの前駆体。プロテインCの欠損は血栓塞栓症の原因となる。プロテインSやトロンボモジュリンとトロンビンの複合体による働きによって活性化プロテインCとなる。生理的凝固阻止因子の一つであるプロテインCはプロテインSの存在下で活性化第Ⅷ因子と活性化第Ⅴ因子の作用を抑えることで,過剰な凝固反応を抑制している。... プロテインCは,トロンビンにより活性化されプロテインSと複合体を形成し,活性型第Ⅴ因子,活性…
血栓が血管を塞ぎ、血液の流れが滞ることで発生する病気の総称。血栓塞栓症とも呼ばれる。具体的には心筋梗塞や脳梗塞、肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)などがある。世界的に死因として最も多い。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。