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血管中における血液の流動を取り扱う学問分野。ヘモレオロジーとも呼ばれる。*1
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身体の中で血液を循環させるための管状の組織。心臓から体内の各組織に血液を運ぶ血管を動脈、逆に各組織から心臓に血液を運ぶ血管を静脈と呼ぶ。各組織の末端で、栄養・酸素などの物質交換や動脈と静脈を連結する働きをする微細な血管を毛細血管と呼ぶ。動脈の壁は血流と血圧に耐えられるよう厚く、弾力があり、内圧が減っても丸い形が保てるようになっている。これに対し、静脈の壁は薄く柔らかい多くの血管は血管壁と呼ばれる三層構造を取る。血管の内側は内皮細胞(血管内皮細胞)で覆われている。内皮細胞は抗血…
全身の細胞に栄養分や酸素を運び、二酸化炭素や老廃物(尿素、尿酸、クレアチニン、アンモニアなど)を運び出すために全身を巡る体液。体重60kgの成人では4.5〜5リットル。体重の約8%(13分の1)を占める。血液の25%を失うと体温や血圧低下が起こり、35%を失うと意識障害が発生する。心臓から送り出される血液は動脈、心臓に戻る血液は静脈を通る。人間が生命活動を維持できる血液のpHの範囲は 6.8~7.8。通常は 7.35〜7.45 となるように調節される。血液のpHはHCO3-(…
漢方として用いられる生薬のひとつ。漢字では地黄。生地黄、乾地黄、熟地黄など複数の種類が存在する。動脈や静脈の血流を促進する効果が確認されている。生地黄は末梢の動脈血流を促進させ,その作用は即効性であった.熟地黄には静脈系の血流を促進させる作用が認められ,その作用は7日間連日投与で有意な活性であった,すなわち,生地黄の作用機序は血管拡張作用と思われ,熟地黄の作用機序はすでに報告している血液レオロジーの改善を介した作用によるものと思われる.
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