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ハーゲマン因子を参照。
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内因系血液凝固に関わる血液凝固因子。血液凝固第Ⅻ因子とも。血管内皮細胞や陰性電荷に接触することで活性化する。活性化したハーゲマン因子(血液凝固第Ⅻa因子)は、血漿トロンボプラスチン前駆物質(血液凝固第Ⅺ因子)を活性化する。例えば、血液を注射器で採血した際はガラス壁に触れた途端にハーゲマン因子が活性化され、内因系血液凝固による血液凝固が段階的に進行し、次いで線溶系が活性化され始める。
血液を固める働き(血液凝固)を促進する物質。単に凝固因子と表記されることもある。複数のタンパク質やカルシウムイオンがあり、これらが連鎖的に活性化することで最終的にフィブリンによる血栓を形成する。血漿中には血液凝固因子というタンパク質が含まれる。血液凝固因子にはⅠ番からⅩⅢまで(Ⅵ番は欠番)の背番号が付いたタンパク質がある。... 最終的には、フィブリノゲンをフィブリンに変換して血小板でできた血栓を固めて、強固な二次血栓をつくり、出血を止める。活性化した血液凝固因子は数値の後に…
内因系血液凝固による血液凝固にかかる時間。血友病などの診断に有用。血漿にカオリンなどを加え、血液凝固第Ⅺ因子および血液凝固第Ⅻ因子を活性化させ、さらに部分トロンボプラスチンとカルシウムイオンを加えてフィブリンが析出するまでの時間。内因凝固系のスクリーニング検査として用いられる。第XII因子やXI因子などを活性化する活性化剤を被検血漿に加えてフィブリンが析出するまでの時間を測定するものである。基準値(25.5~39.8秒)
血管内皮細胞が破壊されたり、血液がガラスなどの異物に接触したりすることによって起こる血液凝固(凝固系)のこと。血液凝固第Ⅻ因子の活性化によって始まり、血液凝固第Ⅺ因子、血液凝固第Ⅸ因子、血液凝固第Ⅷ因子、血液凝固第Ⅹ因子が次々に活性化され、プロトロンビンがトロンビンに変化する。血液凝固第Ⅹ因子から先の過程は外因系血液凝固と共通。外因系血液凝固に比べて進行が非常に遅い(15〜20分)。
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