健康用語WEB事典

血清療法(serum therapy)

動物の血清に含まれる抗体を利用してヒトの感染症を治療する方法。効果が短く副作用もあるため、現在ではワクチンなどに置き換えられている。*1

ハブやマムシによる咬傷などの緊急時では現在も行われる。*2

血清療法は、通常全身性に抗血清を投与することで、緊急時に患者の生命を救うことにある。ただし、副作用が当然あり、抗生物質が一般的になった現代では、影が薄くなっている。*3

*1西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi
*2ハブ咬症における特殊抗毒素に関する基礎的実験 マングースのハブ毒感受性について 櫻井秀樹: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20190216070333.pdf?id=ART0010223698
*3静岡県立大学薬学部・薬学研究院 免疫微生物学 病原細菌毒素に対する局所免疫応答の解析と治療用抗体の開発: https://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/bisei/text/staff/Imai/toxin.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


血清療法に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2019-02-16 (土) 07:03:44