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ユビキノンを参照。
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ユビキノン(CoQ、補酵素Q)の還元型。還元型CoQ(還元型コエンザイムQ10)やCoQH2とも。健常者の血漿では、CoQの95%以上がユビキノールとして存在するとされる。ヒトに対する投与実験では、プラークの付着度やプロービング時の出血率の低下、口臭の軽減など、歯周病による口腔内の症状を改善する作用が報告されている。唾液やインスリンの分泌量を増加させる作用も報告されている。また、ユビキノールの抗酸化作用には、老化に伴う歯周組織の破骨細胞の分化を抑制する効果があることが示唆され…
細菌の細胞膜やミトコンドリア内膜に存在し、電子伝達体として働くキノン。補酵素Qや補酵素Q10、コエンザイムQ(CoQ)などとも呼ばれる。哺乳類では10個のイソプレン単位を持つ化学構造を取るため、コエンザイムQ10(CoQ10)と呼ばれる。肝臓で還元型であるユビキノールに代謝され、各臓器へ輸送される。CoQ10は、1957年に発見され、1978年にはミトコンドリアでのCoQ10の役割に関する研究にノーベル化学賞が授与されています。1990年代以降、CoQ10はサプリメントとして…
呼吸鎖複合体のひとつ。ミトコンドリアにおける電子伝達系の最初の反応に関わる。NADH-CoQレダクターゼやNADHデヒドロゲナーゼ、ETCC1とも。複合体ⅠはNADHの2つの水素と電子を補酵素Q(CoQ)に渡してユビキノール(還元型CoQ)を産生する。その際、まずフラビンモノヌクレオチドが電子を受け取り、その後鉄硫黄タンパク質に渡され、最終的に補酵素Qに移動する。電子が通過すると、4つのプロトンがミトコンドリア膜間へ運ばれる。複合体 I の活性低下はATP合成の抑制や活性酸素…
コハク酸をフマル酸に酸化するデヒドロゲナーゼ。コハク酸-CoQレダクターゼやコハク酸デヒドロゲナーゼとも。呼吸鎖複合体のひとつであると同時に、クエン酸回路における代謝にも関わる。複合体Ⅱはコハク酸から補酵素Q(CoQ)に2つの水素と電子を渡す。
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